痛みを感じる本当の理由はご存知ですか?
・炎症の痛み
主にねん挫、打撲等により腱・筋・じん帯などを損傷した時。壊された細胞を取り除くためにマクロファージ(大食細胞)がそれを掃除にきます。その時にマクロファージが炎症物質をおいてきます。
それが炎症の痛みになります。
・シナプス遅延性の痛み
この痛みは筋肉を動かしたり、筋肉に力を入れたりしたときに出る痛みです。
脳からの信号が神経を伝わりシナプスに届いた時、シナプスから神経伝達物質(アセチリルコリン)が出ますが、筋肉につかれや炎症が溜まるとその部分を休めさせるために、脳がシナプスの一部を使えないようにします。そのために他の筋肉の仕事量が増えるため、神経伝達物質であるアセチリルコリンが足らなくなり神経と筋肉の連絡が噛み合ず痛みを発します。
・代謝性の痛み
この痛みは関節の動くスピードに筋肉や腱の動きがついていかない時に、中枢神経は筋肉や腱だけでは関節を守れないと判断し、滑液(関節内の液体)を大量に出してしまいます。
関節炎、ひざの水などが代表的なものです。
「骨が痛い」とよく聞きますが、骨には痛みを感じる神経はないので痛みは出ません。爪や髪の毛を切っても痛くないのと同じです。
例えば、腰痛といってもすべて同じではありません。いろいろな理由があります。
そり腰(腰が反っている)、深腰(腰のそりが少ない、または全くない)、上体を前に倒すと痛い、ネジルと痛い横に倒すと痛い、反ると痛い、歩くと痛い、朝起きる時に痛い、夜寝る前に痛い、寝返りすると痛い等…。
それぞれ痛みを出している筋肉や神経は違うものです。また、立っている時の体重の軸ズレにより筋肉に負担がかかっている方も多いようです。
まっすぐに立った時に体重を後ろにかけてみてください。腰、おしり、ふとももの後ろ側に力が入ります。それを長時間していると腰が痛くなってきます。このように腰痛といってもいろいろな種類があり、それにより施術の方法も異なります。
当院では腰に限らず、あなたにピッタリのオーダーメイド治療で症状を解決していきます。
他院にて、骨、骨盤、関節がズレていると言われた方へ
実は骨を支えているのは、じん帯・筋肉・腱等の軟部組織です。
筋肉のバランスを整えれば自然に骨等のズレも改善します。
レントゲン・MRI・CT等画像診断はただの観察です。病的な疑いがなければ何も心配いりません。
椎間板が薄くなっていても症状が出ない人、出ていない人はいっぱいいます。薄くなくても症状が出ている人はいっぱいいます。
それはなぜか?
骨を支えている筋肉が何らかの原因で悲鳴をあげているだけです。
実際、写真観察で腰骨がズレていた患者さんが、当院治療後、後日のレントゲン検査にて腰骨がキレイに並んだ事もあります。
◆こし痛
やってみよう
まず腰の痛いところをゆっくり伸ばしてみてください。
どうですか?痛い、または違和感が強くなりますか?強くなるようでしたら筋肉系のトラブルですよ。
ほかの原因であればどのような姿勢であれ痛いです。
《重傷目安》
とにかく痛い、身体を動かすと痛い、夜痛みで寝返りがうてない、動けない、下半身にシビレた感があるなど、これは少しマズいんじゃない?と思ってしまった方。
まよわず専門家の治療を受けましょう。
《重傷手前》
いろいろ動かし痛いところを探し、痛ければ「痛いんだ」と納得してしまう方。このような症状が続いてしまうと近いうちに《重症目安》に直行です。まだ自力で動けます。自己判断せず、専門家の治療を受けましょう。
《慢性のこし痛》
最も多いようですが、自身のケア不足が多いようです。ぜひバランス体操をしましょう。おすすめです。
《来院目安》
なんだか腰が変だと思ったときが、そろそろ限界という「シグナル(赤信号)」です。
治療をする時期に入りました。
◆ひざ痛
ひざの水を抜くことは当院ではあまり勧めません。その場が楽に感じるだけで、ひざの痛い原因が全くなくなったわけでないからです。
イメージとしてひざに水が湧くということは、筋肉の代謝性のトラブルなので水を抜いてしまってもほとんどの方がまた、水が溜まってしまうことになってしまいます。注射も痛いので頻繁に受けたくないですね。
ですから代謝性のトラブルを解消しなければ解決しません。
《体重の誤解》
よく太っているからひざが痛くなると聞きますが、それは本当でしょうか?
世の中には太っていてもひざが痛くない人はいっーーーぱいいます。
また反対にやせている人でもひざが痛い人はいっーーーぱいいます。
ただリスクはありますが、見た目で判断されているだけです。
太った人は全員ひざが痛いのですか?
余談ですが、身体全体のことを考えれば一般的な体型がいいでしょう。(痛みが出てからのリスクもあるし、ファッションなど何かと楽しめる範囲が広がりますよ。)
当院ではダイエットも支援しています。気になるあなた、ぜひご相談してください。
《どうすればいいの?》
水が溜まるまでのひざをそのままにしておくと今度はひざの関節が確実に変形(変形性膝関節症)していきます。
しかし、ていねいに足のバランスを整えていくと変形があっても確実に改善していきますよ。
《治療目安》
一日のうちに痛いと感じる回数が増え、階段の上り下りに違和感を感じたときが治療どき。
◆頭痛・くび痛・かたこり
頭痛に対しては、鎮痛剤はお勧めしません。なぜかというと、原因がなくなるわけではないからです。また副作用も強く胃のダメージも強いです。(鎮痛剤のほかに胃薬も処方されませんか?)薬はじょうずに使ってください。
《原因》
奥歯噛んでませんか?下ばっかり向いてませんか?肩が上がってませんか?腕がネジレていませんか?きちんと呼吸ができてますか?
頬筋、側とう筋の緊張やくびまわりの緊張です。
ひどい方は吐き気やめまい、充血、ドライアイ等症状が出る方いっぱいです。
《対策》
ぜひ、バランス体操してみてください。
神経のバランスのものもありますが、だんだん楽になりますから。
楽になるとストレスもストレスではなくなりますよ。
あとは、くびをまわさないことですね。後からあとからくびが痛くなってきます。その時に気持ちいい感じがするだけです。ぜひやめてください。
これを体験したい方は「体験したい」と言ってください。体験できますよ。
《治療目安》
静かにしていても肩から背中にかけてスッキリしない。首を動かすと痛い、頭痛、吐き気がする、疲れやすいを感じたら治療どき。